器用貧乏の裕福な生活

割と幸せです

椎間板ヘルニアになった

この度、椎間板ヘルニアを発症し忌々しくも腰痛持ちとなってしまったので、その経緯をまとめつつ今後のことなんかを考えてみたい。
2013/09/12 その後について追記しました

これまで

高校生の頃、風呂場の椅子に腰掛けて上体を起こした時にピリッとした痛みを覚えたのが一番古い腰痛の記憶で、大学二年か三年の時には、痛くて一日動けなくなったこともあった。その時は接骨院にかかったが「凝ってるね」の一言で済まされたな。思い返せば糞藪だ。その後はたまに痛みが出ることもあるが大体一、二週間で収まる上ので腰のことは深く気にせずにいた。

発症

先週の火曜日、春分の日、祝日。朝起きて体を起こそうとすると腰骨の辺りに大きな針が埋まっているような痛み。二週間ほど前から痛みはあったが酷くなってきている。ただ動けないというほどではなく、この日は妻の友人が訪ねてくる予定だったので片づけや子守りをしているうちに徐々に痛みは和らいできた。しかし、夕方ごろ娘のおむつを替えたあたりからまた痛みがあらわれる。今度は動いていなくとも座っているだけで辛く、居ても立ってもいられなくなり寝室で一人突っ伏した。

一時間後、仰向けだろうがうつ伏せだろうがじっと寝ていても明らかに痛い。じっとしていると段々と痛みが腰に溜まっていくようだ。時間とともに痛みは増し、左大腿部にも鈍痛としびれが広がってきた。痛みに耐えながらも病院を探す。祝日の夜、救急しか選択肢が無いがそれでも近くに救急対応している病院があるらしい。まず自分で歩いて行けるかどうか、妻の肩を借りて右足で立ち上がるも数秒も持たずに耐え切れなくなって伏してしまう。

搬送

「救急車呼ぶ?」と妻が不安な声で言う。まさか、そんなにひどくない。いや、このままひどくなるばかりなら自力で立つことも出来なくなり、布団から動けずに飯も食えないどころか、這ってトイレまで行くはめになる。あとこの痛みはどれくらいで収まるのか、果たして寝てれば収まるものなのか、明日まで待てるのか。

「あのー、えーとですね、そんなに救急ってわけでもないのですが、カクカクシカジカで動けなくなりまして、ええ、住所は◯◯市◯◯町の…、はい、本人です、じゃあ、お願いします。救急車、すぐ来るってさ。あっ、恥ずかしいからサイレン鳴らさずに来てって言うの忘れた。あとズボン履かせて。」

間もなく救急車のサイレンが聞こえてきた。

病院

チャイムがなって妻がドアを開けると三人の救急隊員が部屋に入って来た。動きは迅速だ。問診の後、状態を再度確認され、丈夫なゴムで出来た、網目のないハンモックのような担架に載せられる。寝返りをうって、背中側に敷いてもらい、また戻る。次にヨシ!という掛け声で体を一気に持ち上げられる。痛い。とにかく揺れるのでとんでもなく痛い。うめきながら家の外に出る、近所の方は出てきてないようだ。階段は更に辛い。早く救急車に入れてくれ。

車内に入った後、少し落ち着いて、搬送先探しが始まった。恐らくリーダーだろう人が、救急対応かつ整形外科がある病院で近い順に電話をかけていく。救急車の人も「お世話になります」なんて言うんだな、なんて思っているとかなり断られている。結局二、三十分探した結果、近くの市民病院に整形外科の先生が当直されており、無事搬送された。

救急患者を受け入れる部屋でそのまま診断。痛みも酷くなってきていたが、相当しびれもひどいことに気がつく。左足に力が半分ぐらいしか入らないのだ。と言うことは神経に何かがあるということで、正確なことは言えないが恐らくヘルニアだろう、と。場合によっては手術が必要だが今のところは無さそうなので、取り急ぎ痛み止めの坐薬を入れますねとのこと。

坐薬か、おっとお尻は初めてだから優しくしてくれよ。なんて思ったり、合間をみてSNSに状況をつぶやいたりしていたが、実はこのあたりが痛みのピークで、じっと寝ているだけでも悶絶するような痛みとひどいしびれが腰から左大腿部にかけて広がっていて、今日はこのまま帰れるのか、とても不安だった。

それでもなんとかなるもんで、座薬の他に経口の痛み止めを追加してしばらくすれば立つぐらいはなんとかなった。さらに迎えに来た親父の肩を借りて極力左足に体重が乗らないようにすれば、歩ける。途中からは一人でも歩けるようになったので、タクシーで帰路に着く。半分寝そべるような形で座るが、揺れて痛い。

その後

家に帰宅するころ、やっと追加の痛み止めが効いてきたのか、寝れるぐらいにまでは痛みも和らぎ、翌日もほぼ一人で再診を受診しに病院まで行くことが出来た。そうは言っても立ってるだけでビンビン来る痛みに耐えながら、ましてや座って仕事なぞ出来るはずもなく仕事は三日間休んだ。

その三日間、家では基本的に寝て、起きるのはトイレぐらい。痛み止めの坐薬は一度、入れてから次に入れるのは最低でも六時間あけてから入れてくれと言われたので、ほぼ六時間起きに坐薬と飲み薬を投与しつつの生活だった。大変だったのがトイレで、まず大便では座るのが苦痛だし、小便でも排尿時に左足がしびれた。飯は寝て食わねばならず、風呂も満足に入れない、洗面所に立って顔を洗うのが辛いと、書いているだけで悲惨だが、具合が悪くなるような内科と違って、痛みが我慢できる範囲なら寝てネットサーフィンしてるだけなので、まぁなんというか気楽な三日間でもあった。仕事も休んだ。

そして今週のはじめにMRI での精密検査を終えて正式に椎間板ヘルニアとなった。

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現在、今後

今は、毎食後の痛み止めを飲んでいれば長時間座ったり、大きく前かがみになったりする以外はほぼ問題ないぐらいに回復してきている。恐らくこのまま緩やかに元に戻っていくのだろう。ただし、完全には治らないし、再発の可能性がある以上、生活習慣は見なおさなければならない。

今回のヘルニアの原因は恐らく、大阪に引っ越してきてからの床に座る、あぐら中心の生活ではないかと読んでいる。どうやら、寝ている < 直立 < 正座 < イスに座る < あぐら、の順で腰に悪いらしいので、いずれかは椅子の生活にするべきだろう。

後は体重を減らすこと。ヘルニアになってからなぜか三大欲求が減退したので食事量も減らした。仕事場もスタンディングデスクにした。座らなくて済むし、運動にもなる。他にも姿勢を直しにピラティスとか始めるかな。

一生付き合うものが出来たので準備と覚悟がいる。あーめんどくさい。

追記(2013/09/12) その後

発症から1年半経ちまして、意外とヘルニアで検索されてこられる方がいらっしゃるので追記。基本的には日常生活において強い痛みを感じることはほぼ無くなりました。長時間移動や、丸一日以上デスクに座っていると微妙に痛みを感じたりすることもあるが、運動したりすることでなんとか病院にも行かずに済んでる。

推察だけど、体重が急に増えたことが原因としてあるかも。あれから少し痩せたのでひどい痛みにも合わずに済んでるような気がする。
ちなみにスタンディングデスクは机の上に折りたたみ式のPCテーブル買ってやってたけど、結局半年ぐらいで辞めてしまった。効果は割とあったと思うので、また痛みが増してきたらやろうかなあ。