器用貧乏の裕福な生活

割と幸せです

コーンポタージュのコーンを上手く食べる方法を流体解析してみた

年末の忙しい時期に、こんな事やってる場合ではないのですが、事の発端は、下記のつぶやきで


何を持って流体力学なのか分からなかったのと、ちょうど自分が販売しているソフトウェアが得意なテーマだったので、半分現実逃避気味に計算してみました。まずは結果を動画にまとめておりますので、そちらをご覧頂ければ。

コーンポタージュのコーンを上手く食べる方法を流体解析してみた.mp4
動画で言いたいこと言っているのでほとんど解説することは無いのですが、数値計算的な入力値とか解析条件の補足を少しだけ。コーンポタージュの物性値は、

粘度:36.0mPa・s、密度:1028.0kg/m^3

via ★★売上No.1★★ポッカ じっくりコトコトつぶ入りとろ~りコーンポタージュを解析! | プロダクト戦士ディベロップメン BLOG
表面張力係数は、不明のため水と同じ0.072N/mで、濡れも適当です。コーンの個数は適当にしたけど、大きさは、実物を定規で測っておおよそ8mm×8mm×3mmでした。密度は、ボイルされているということもあって、分かりませんでしたけど、取り敢えず水には沈んで、ポタージュには少し浮いているのもあるということで、ポタージュの密度と同じ値を設定しました。

流体解析には、粒子法のMPS法を採用している Particleworks を使用。粘性、表面張力、一応乱流(LES)も入れたけど、多分粒子サイズ=2mmが大きくて効いてないだろうなあ。なので、最後の考察の渦は割と適当です。渦の方は iPad の流体解析アプリWind Tunnel Pro HD - Algorizkで簡単に。
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左から右へ流れがあり、出口の手前の凹みを模した盛り上がりのあと、渦ができていると思います。話は変わりますが、このアプリ相当いいですよ、直線も引けるし、速度、圧力、渦度、ベクトルが見れてリアルタイム。二次元格子ボルツマンで、フランスの会社が作ってるっぽいんだけどなあ。iPad持ちの流体系エンジニアは必須かと思います。

そういえば、これをきっかけに初めて缶のコーンポタージュ飲んだけど、結構イケるのがわかりました。美味しいし、お腹にもたまるしいいですね。ああ、あとWindowsムービーメーカーも初めて使ったけど、Officeっぽい操作性で、それなりに使えそうかも。

まあそんな事やってる場合じゃないんですけどね。